2022/09/10

[ウクレレレッスン] オーシャンゼリゼをウクレレで弾いてみましょう!



"♫オ~ シャンゼリゼ~"のメロディでお馴染みの曲。
日本では1960年代にダニエル・ビダルさんが唄ったバージョンが大ヒット!
その後も越路吹雪さんやザ・ピーナッツなど多くのミュージシャンにカバーされてきました。
映画「ダージリン急行」のエンディングにも使用され、車窓景色からの映像はシンメトリー効果もあり魅入ってしまうシーンでしたね。
また、奇妙礼太郎トラベルスイング楽団がジャジーなアレンジで演奏しています!



この曲で学べる事(目的)
→スムーズにコードチェンジができるようになる。
ウクレレを演奏していると必ず登場するのがコードチェンジですね。
押さえたコードフォームを別のフォームに変えていくこの動作。
コード単体は押さえられるけど、リズムを保ちながらのコードチェンジがなかなか上手くできない事は
ありませんか?
今回解説する曲を題材に、スムーズなコードチェンジのコツを覚えてみましょう!


ポイント「上手くコードチェンジをする方法」
まずは「オー シャンゼリゼ」のTab譜を見てみましょう!(クリックで拡大)
常に1小節の中に2つのコードが登場していますね。
その分コードチェンジが多くなり、左手の動きが急がしく感じてしまいます。

  "コードチェンジが上手くいかない"とはどんな状態?
簡単に説明すると、次のコードに変わるべきタイミングでコードが変われない、
つまり演奏のリズムが崩れてしまう事です。

  "音楽にとってリズムはとっても大事。
皆さんがCDや誰かの演奏を聴くとき、その曲に合わせリズムをとったりしますね。
自然と足踏みや頭を揺らしたりして音楽を聞いているはずです。
もし聴いている曲が急に早くなったり、遅くなったり、止まってしまうと心地良く聴くことができませんよね。
コードをちゃんと押さえ、綺麗な音がならせてもリズムがバラバラだと良い演奏とは判断されません。
つまりリズムがしっかりしていれば、少しくらいおかしな音がなっても音楽として十分に聴かせる事ができるのです。

"なぜコードチェンジが上手くいかないの?"

その原因は単純。
今弾いているコードを長く押さえすぎているため、
次のコードフォームの切り替えに間に合わないだけなのです。


こちらがストロークパターン。
C :ダウン、ダウン、アップ
E7:ダウン、ダウン、アップの動きですね。
この場合、Cフォームをアップ部分まで押さえ続けてしまい、次コードE7に間に合わない事がありませんか?

この問題の解決方法はとても簡単。
指を早めに離し、次のコードを押さえる準備の時間を増やせばいいのです。
次のコードへ移るギリギリまで押さえる必要はありません。
次のコードの少し前で指を離すことで、余裕を持ってそのコードフォームを作る事ができます。

具体的にどの辺りで指を離せばいいの?
左手を離すタイミングは、次のコードの直前!
ストロークのアップの部分ですね

この時、右手は止める事なくストロークを続けてください。
左手を離してしまう事で本来のコード音ではない開放弦の音がジャランと鳴りますが、問題ありません。
この開放弦の音には次のコードへ移る息継ぎのような役割があるのです。
開放弦が鳴る事で次コードへの移動がスムースになり、リズムよくコードチェンジができるようになります。

このように早めに左手を離す事により、余裕を持って次コードを押さえる事ができます。
開放弦が鳴っているタイミングで次のコードフォーム(E7)を形作りながら移動できますね。

コードチェンジのコツ まとめ

・次のコードの直前で左手を離す
・左手を離している時間で次のコードを形作る準備をする
・左手を離したときも右手の動きは止めない
・開放弦の音はならしても大丈夫


「次コードの直前で左手を離してしまう」というちょっと意外な方法を使う事で、苦手なコードチェンジが簡単にできるようになります!
皆さん是非この方法を試してみてください!

オーシャンゼリゼ TAB譜はこちら

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