2020/12/20

[ギターレッスン] メジャーセブンスコードの転回形をつかった Walking Bass Guitar Style の練習例を動画でレビュー!

ジャズをギターで弾く時はメロディとアドリブが主体になることが多いのですが、ジャズのグルーヴそのものを伴奏として演奏する「Walking Bass Rhythms」というスタイルも人気があります。
これは通常ジャズのベーシストが弾いている Walking Bass Line をギタリストがコードプレイの間に一緒に演奏するというスタイルで、まるでジャズのバンド全員がそこにいるかのような雰囲気の伴奏を弾く事ができるものです。

この伴奏スタイルを学ぶ上で大切になってくる知識が「インバージョン」です。
これは日本語では「転回形」といわれていまして、コードの和音の並び方をかえて兄弟のコードのように扱ってゆくという考え方です。
この転回形を覚えると Walking Bass をしながらもギターのフィンガーボードのあらゆる場所でコードトーンを弾き続けることができるようになるのです。

実際のジャズの楽曲の中でこの Walking Bass Rhythms を作り込んで練習するのもいい方法ですが、基本の練習とフレキシビリティを伸ばす為に転回形をつかった基礎練習をしておくのもおすすめします!





それでは実際に動画で説明する前に、インバージョンの表を掲載しておきますので覚えておいてほしいと思います!
できればダウンロードしてプリントアウトして、壁などに貼っておくと覚えるのが早いと思いますよ!


こちらがインバージョンの表です。
線でつないだ星座のようなものがコードフォームです。
基本のコードフォームは普段の演奏でよくつかっている Root が一番下の低音にきたフォームで、それを転回してゆくことで上のフレットにむかって三つのコードフォームがうまれてきます。
これがインバージョンの兄弟コードですね。

それでは実際にどんな風に練習したらいいのか、動画で説明してみましたので参考にしてみてください!



いかがですか?
難しそうにみえるかもしれませんが、遅い速度ではじめれば誰でも弾けるようになります。
コツはベースの音を弾く時にどの指を使って弾くのがいいのかという部分ですね。
間違った指で弾くと余計に移動しなくてはならなくてこんがらがってしまいます。
基本としては次のコードフォームのベース音を押さえる事になる指で直前のベース音を弾くという事。
そうすればリーズナブルに変化できると思いますよ!
ぜひみなさんもこういうスタイルに挑戦して、Tuck&Patti のような素晴らしいジャズアレンジメントで演奏できるようになってほしいと思います!
がんばって!

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