2020/08/12

[コラム] イヤートレーニングと譜面制作で生まれる音感と獲得方法について

Acousphere奥沢です!
久しぶりにタック&パティさんの楽曲のトランスクライブに取り組み始めました。
ギター教室の生徒さんのイヤートレーニングの一環で、正しく音を聞き取れるようになるために実際のCD音源を聴いて音を一つずつ譜面に移し替えてゆく練習としてやっているのですが、やはり生徒さんには難しい部分もあるようで自分も講師としてどのように導いたらいいのか試行錯誤しますね。
とにかくよくあるのは音程がわからないという症状。
これに関してはコピーの対象になっている音源の楽器をたくさん弾いて音の響きに慣れるということ以外にないのかなと思います。
自分の意思でコントロールしながら出した音は自分の音になり認知できるようになる。
実際に自分も20歳の頃はベースの音が聞こえなくて正しい音程をつかむことが全くできませんでした。
繰り返しトライしても埒が明かない状態だったので一度立ち止まって考えました。
どうしたらいいのかと。

低い音が体に染みていないからベースを弾けば認知できるようになるのでは?という仮説を設定してすぐに楽器屋へ。
荻窪に新星堂の中古楽器店「タムタム」があった頃なのでそこでエレクトリック4弦ベースを購入し練習。
生音だとちゃんと聞こえないことに気がついて再び楽器店で中古ベースアンプを購入し、Jaco Pastoriusのレッスンビデオも購入しひたすらコピー。
いつのまにかCD音源のベースの音も正しく知覚できるようになり譜面書きもスムーズになり、おまけにベースが上達したことでベーシストとしての仕事も取れるようになりまさに一石二鳥でした。
音楽を正しくハイレベルに扱えるようになるには"ある程度"のオールマイティプレイアビリティをつけないとならないと思います。
ウクレレやギターだけでなく、リズム感覚確立のためにドラムを、低音の認知とグルーヴとアルペジオ理解のためにベース、息遣いによる音表現を体感するために管楽器を体験してほしいと思っています。
必ずその感覚が役に立ちますし、それがないと早い段階で"壁"にぶち当たることになります。
そこからのクリエイションは消化試合となりどれだけ作っても色あせたものになることは過去のたくさんのミュージシャン作品の中にもみて取れるでしょう。
音楽も生涯学習と捉えて純粋科学のように効果を考えずに研究に打ち込んでほしいと自分のチームメンバーには期待しています。
東京荻窪のアコースフィアスタジオでは熱いメンバーが集まって日夜音楽の研究と制作を行なっています。
ギターウクレレレッスンも開講していますので生徒さんとして参加してくださったり、また音楽制作の仲間として関わってもらえればと思いますので、お気軽にアコースフィアカフェまでお越しください。



アコースフィア奥沢です!
ただいま東京荻窪のアコースフィアカフェのスペースを利用してギターレッスンを開講しています!
ギターを初めたばかりの方、これから始めようか迷ってる方、独学で弾けているけど伸び悩んでる方などのための初級クラスから、ライブパフォーマンスのレベルを上げたい、レコーディング作品を作ってプロデビューしたいという本格派な方のクラスまで幅広くサポートしています。
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