弟子に見てほしい動画(見ておいてほしい)シリーズまたまたボビー・マクファーリン登場です!
体を叩きながら歌い、ベース、ドラム、ピアノ、ギターなどの要素も織り交ぜながらパフォーマンスする「器楽的歌唱法」を確立したジャズの偉人であると前の記事で紹介したのですが、こちらの動画ではそれをステージ上でソロパフォーマンスするとどのようになるのかを体現していまして、貴重なライブ映像だと思います!
右手で胸の上を軽くタンバリンのような動きで叩いて2〜3種類の打突音を口元のマイクで集音しています。
その音を阻害しないように音量をコントロールした状態のボーカルが多重録音されるように歌われ絶妙にマッチ。
さらに歌のメロディや楽器によるリフの再現の合間に急激に低い声に一瞬で変化してベース音を足すことでずーっとフルサイズ音域のオケを聴いてるような錯覚を聴衆に与えています!
もうここまでくると歌のパフォーマンスというよりも魔術に近いもののようにさえ見えてしまいますね。
ここから音楽家として学べることは結構あります。
僕なりに箇条書きでまとめておくので音楽を学んでいる人はぜひ参考にして見てくださいね!
(1)低音部の音はずーっとなってる必要はなく、時折「杭を打ち込む」ように要所で入れておけばフルサイズのサウンドに聞こえる。
(2)歌のうまさは声量ではなく「音程」によるもの。小さな声でも音程がよければクオリティが高くなる。その上で音量のコントロールも使えれば音楽的なダイナミズムは増大する。
(3)音程が不確かなパーカッシブな音もタイムに乗せて使用すれば音楽的になる。音楽が成立する要素において「リズム」というものが最重要課題だということがわかる。
(4)オーディエンスの拍手を本人がハンドサインで静止する場面があるが、自分のパフォーマンスのための環境づくりと観客の集中力の回復などもコントロールしている。それゆえに最後に大きな感動が訪れる。アーティストはリーダーシップをとれる胆力を持たねばならない。
弟子の皆さんには特に箇条書きにした部分を検証しながら繰り返しこの動画を見ておいてほしいと思います!
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