2012/01/04

#iPadとGarageband、トラベルギターの組み合わせで旅行先でもレコーディングできる!

Editor : Shige Okusawa (Acousphere)

Acousphere奥沢です!
休暇で旅行にきましたがギタリストとしては旅行先でも少しはギターに触っていたいもの。
まあ旅行に行ったときくらいは音楽や仕事から離れてリラックスしたほうが良いのでは?という意見も多いとは思いますが、やっぱり根っからのギタリストはギターは持ってゆきたいですよね。
それに楽器を旅先に持ってゆくと出会った人々に演奏をプレゼントできたりして、よい出会いをサポートしてくれるのもギターなんですよね。
なので僕はできるだけ持ってゆくようにしています!
今回はiPadとトラベルギターLapStickを持ってきました。
旅先でどんな使い方ができるのかレビューしてみようと思います!





まずはiPadにApogeeのサウンドインターフェースJamをコネクト!
JamはiPadから電源供給をうけて作動します。
ただつなぐだけで簡単ですね。
JamにシールドでギターをつないだらGaragebandを立ち上げてGuitar Ampを起動します。

今回はアンプの種類はClean Comboを選択。
歪ませてもクリーントーンで使ってもまずまずのアルゴリズムですね。
このへんのアンプシミュレーションもなかなか素晴らしいと思います。
音色の調整は画面のギターアンプについているノブを回して行います。
まったく普通のギターアンプを使うのと同じ感覚です!

演奏を楽しむ前にやっぱりチューニングしないといけなですよね。
なんとGaragebandのギターアンプコーナーにはチューニング機能もついているんですね!
音叉のマークをクリックすると写真のような画面になりました。
Jamでライン接続してるのでかなりの精度でチューニングできました。
これは優れもの!

iPadのスピーカーからサウンドをモニターするためにジャックのアイコンをタップ!
すると写真のようなポップアップが出てきます。
ここの「モニタ」の部分をオンにすると聞こえるようになります。

ギターの音が無事iPadから出るようになりました!
では早速遊んでみようかと思います。
一人で弾いていても面白くないので、伴奏を録音してからメロディ弾いたりアドリブをしてみようかな。
そのためのベーシックトラックを作ります。
まずはやっぱりドラムですね。
Garagebandの「音源」タブをクリックしてDrumsを立ち上げます。

Drumsが立ち上がるとこんな画面になります。
このインターフェースを直接タッチしてドラムパターンを入力してゆきます。
まずは右上のレンチのアイコンをタップしてテンポをかえます。
110bpmに設定してジャズのパターンを作ろうと思います。
まあRide Cymbalだけで十分かな。

ドラムパターンを打ち込みますが、クリックを聞きながらRide Cymbalをタップしても正確にはできないですよね。
なのでここでは「クオンタイズ」を使います。
人間が叩いて揺らいでしまったタイミングをiPadが正確な場所に自動的に補正してくれる機能です。
ジャズのスウィングにしたいので三連符に設定しました。

クオンタイズされて出来上がったパターンがこちらです。
一応2小節の演奏を作りましたが、演奏のない3小節目もデータ化されてしまいました。
この部分を切り落としてループにしたいと思います。

緑色の部分をタップするとデータの周りが縁どられます。
これで長さを調節できるようになります。
右側の一番際に触れて2小節目の一番最後の部分までスライドします。

こちらが長さを調整したあとの写真ですね。
ちょうど2小説の長さになりました!
あとはこのデータをエンドレスで演奏するように指示を出します。

もう一度緑の部分を二回タップしますと今度は上にポップアップメニューが現れます。
その中からループのタブをタップして選択します。

ループを選択すると以下のように同じデータが繰り返し演奏されるようになります。
表示も長くなってこれは誰にとっても分かりやすいですね。
この辺のユーザビリティの良さがさすがAppleのソフトだなあって思う瞬間ですね。
これからレコーディングをはじめたい初心者の人や、いずれLogicなどのDAW環境にトライしたい人はぜひiPadのGaragebandから使うのをおすすめします。

ドラムループができましたので、先ほどのギターアンプアプリに戻って伴奏を録音しました。
録音ボタンをおして演奏すれば自動的に新しいトラックが増えて、写真のようにふたつのトラックが表示されます。
紫色のバーの中に見える心電図のようなデータがギターの伴奏の音データを図形化したものです。
こちらもダブルタップしてループにします。
これでひとりセッションの準備は完了しました!
あとはこの演奏データをプレイバックしながらギターでアドリブするだけですね。


最後につくった伴奏ファイルと戯れている自分の映像をアップしておきます!
市販のマイナスワン音源よりはずいぶん荒削りな伴奏ファイルになりますが、ゆえに人間っぽい揺らぎがあって合わせていて楽しいんですよね!
みなさんも旅先でiPadとセッションはいかがでしょうか?


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