2011/11/26

コラム : プロギタリストとしてのキャリアをスタートさせるために用意するべきもの


Editor : Shige Okusawa (Acousphere)

Acousphere奥沢です!
このサイトを読んでくださってる人の中にも本気でプロの音楽家を目指してる人がたくさんいるのではないでしょうか。
今回の記事ではそんなみなさんに向けて、僕が以前に作りましたサイト「プロギタリスト養成講座」から「プロとしてのキャリアをスタートさせるために持っていた方が良い道具」という記事を紹介したいと思います。
インターネットが普及した今の時代において、音楽で飯をたべてゆくという道は多種多様になり、みなさんもその方法論を知ればプロになる夢を叶える事は達成できると思います。
その為にもこれまで音楽家のライフスタイルや仕事の流れを学んでおいてほしいし、役立ててほしいと思います!




前項の「プロ・ギタリストの定義」で、プロになるには自分でプロ宣言し、対価を受け取っての演奏をはじめれば良いと説明しました。
では人にプロであると認識してもらうにはどうしたらよいのでしょうか?
それにはいくつかの心得と道具が必要になってきますが、この項では揃えるべき道具を紹介します。

「名刺」 
ビジネスの際に新しい人々と出会うときは必ず名刺交換します。
このときもらった名刺の肩書きで第一印象はほとんど決まります。
逆に言えば名刺によって自分の印象をコントロールできるともいえます。
自分から自分がプロであるといわなくてはキャリアは始まりません。
「ギタリスト何某」と書いた名刺を渡すことでプロの音楽家として自分を紹介しましょう。


「ウェブサイト」
名刺をもらった人がプロ・ギタリストのあなたに興味を持ってくれたら、その人が次に確認したいのはあなたのプロフィールと実際の音楽でしょう。
それを良い形で伝えるにはホームページが最適なメディアだと僕は思います。
実際の音源のデモやライブの映像、過去のプロフィールなど大量の情報を正しく、良質な形で届けることができます。
名刺の用意と共にサイトを立ち上げておき、名刺にURLを入れるのを忘れないようにしましょう。


「音楽作品」
ホームページにアクセスしてもらってもサイトに何もコンテンツがなければ意味がありません。
必ず自分の作品を置いておきましょう。
できればレコーディング作品のようなハイ・クオリティなものだといいのですが、まずはリハーサルの模様の映像でも構いません。
とにかく自分がプロとして音楽活動をしているという事を感じてもらえるようにしましょう。

「YouTube映像」
現在はYouTubeのような無料でつかえる動画投稿サイトがありますので、そこにプロモーションビデオやライブ映像等をアップロードして、ホームページにリンクを作って紹介するのがいいでしょう。
実際の演奏の模様等が確認できると仕事になりやすいと言えます。
今はインターネット時代ですので肩書きやレジメよりも、実際に演奏してる映像やリリースされている作品を見せる方がいちはやく自分のギターのスキルを伝える事ができるんですね。
なのでインターネット上に自分のデータをおいておくことがプロになるために必須と言えるのではないでしょうか。
以下にAcousphereのプロモーションビデオを掲載しておきますので、みなさんの映像制作の参考にしてもらえればと思います。



「プロのミュージシャンになる」ということは企業に就職するとか、学校に合格するというのとは違って、自分のスキルを磨いた後に独立企業するということです。
そういう意味ではベンチャー企業の成り立ちに似ていると思います。
日本人として日本の教育制度の中で価値観をつくってきた我々にとっては、ミュージシャンになるということさえも就職試験のように考える風潮があり、レコード会社と契約したい、事務所に入りたいといった「帰属意識」が根強いと思います。
プロになるためには「独立意識」こそが最も大事なものです。
自分で人々からの信頼を積み重ねて、音楽を長く続けられる環境を整えていってほしいと思います!



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