2013/07/29

トラベルギターでAi No Corridaを弾いてみました!


Acousphere奥沢です!
このところ紹介してきましたLap Stickですが、ほんとうにコンパクトでしっかりしていて、弾いて楽しいギターです。
でも小さいので演奏するのは大変じゃないのかなと思いますよね?
そのへんについてのレビューはやはり動画が一番!
ということでAcousphereのレパートリーであるAi No CorridaをLap Stickとウクレレをつかって演奏してみました。
お楽しみください!

2013/07/25

ギター演奏を滑らかにするコツを解説!


Editor : Shige Okusawa (Acousphere)

ギターで伴奏を弾いているときにどうも滑らかに弾けないなあというお悩みがある人は多いのではないでしょうか?
伴奏ではコードフォームからコードフォームへと左手が変化してゆくのですが、押さえる場所が多くて変化が大きいのが問題点。
それゆえにつなぎの部分で演奏が遅れてしまったりするんですね。
これを解決して滑らかに演奏するにはまず、「コード変化の間に起こっているタスクを理解する」ことが大事です。
それではそれについて説明してゆき、滑らかにコードチェンジできるためのイディオムを紹介したいと思います。



Tuck Andress - I Wishのタブ譜、1〜8小節目を掲載しました!


Acousphere奥沢です!
僕の師匠であり、敬愛するTuck&Pattiのギタリスト、Tuck Andressさん。
そのTuckさんによるソロギター「I Wish」のトランスクライブ譜面をTabで作りました!
まずは1小節から8小節目までをアップしておきますので練習してみてくださいね!
ちなみにこちらの楽曲、僕のギターレッスンで教えていますので、
ちゃんと弾けるようになりたい人はぜひご連絡ください!
http://acousphereguitarschool.blogspot.jp/

2013/07/21

ギターでのフィンガーボードの最適な押さえ場所とは?


ギターの指板にはフレットという金属の金具が付いていますよね。
そしてそこを押さえる事で弦の振動する長さが変わって、音程が変化するというのがギターのそもそもの現象なんですが、では実際にはフレットのどの辺を指で押さえると一番良い音が出るのでしょうか?
フレットとフレットのちょうどまん中を押さえるのが良いのか、それとも際を押さえるのがいいのか?
実はこのちょっとした押さえる場所の違いで、指にかかる力が変化して弾きやすくなったり、音色がくっきりと聞こえて来たりするんですね。
今回は正確にどこを押さえるべきか、またその理由を説明してみたいと思います!



2013/07/17

最適なギター録音のマイクポイントを考察しました。


ミュージシャンの耳というものは年々変化してゆく。
経験を積み、学べば学ぶほど音の聞こえ方が変わってくる、というかむしろ感じ方、考え方が変わってくるのかもしれない。
同じ音を聞いているけれど、あるときは適正に聞こえ、あるときは邪魔に聞こえる。
それを「好み」という言葉で説明するのは簡単だが、その音を選択した由縁をハッキリさせておく必要がアーティストには必要である。
今の自分の音に対する感覚を書き記しておきたい。

2013/07/13

ギターのハーモニクスが出る原理を解説!オープンハーモニクス編!


Editor : Shige Okusawa (Acousphere)

ギターの演奏用語でハーモニクスという言葉を聞いた事あるのではないでしょうか。
ハーモニクスとはギターの弦から倍音だけを取り出して演奏するテクニックで、本来基音として聞こえるはずの音の1オクターブ上の音程が透き通った透明な音色で響く現象です。
ギター以外の弦楽器でも同じ音を出す事ができ、クラシック音楽ではフラジオレットという呼び名でも呼ばれています。
ハーモニクスには触れて出す方法、叩いて出す方法などいろいろありますが、ここでは開放弦にふれて出すオープンハーモニクスについて説明したいと思います。

2013/07/10

アコースフィアのBGMプレイリストをつくりました!


Acousphere奥沢です!
僕らがDellaに所属していたときに制作したCDコンセプトアルバム「家カフェ Terrace」の音源に、
Acousphereカフェの映像をマッシュアップしたBGM動画を制作しました!
美しいカフェの風景とちょっとした小物、ときおり僕らの愛用する楽器も登場します。
その動画集をまとめて連続再生できるプレイリストとしてこちらに貼っておきましたので、
ぜひおうちでのくつろぎタイムのBGMやカフェ営業中のBGMなどにお使いくださいね。
現在あたらしい作品もAcousphere Recordの弟子達と一緒にたくさん作っています。
今後もAcousphereとその仲間の音楽家達への応援をよろしくお願い致します!

2013/07/09

ウォーキングベーススタイルのギター伴奏のアレンジを簡単に説明します。


Acousphere奥沢です!

ギターの伴奏の方法の中に「Walking Bass Rhythms」というものがあります。

これはジャズバンドの中でベーシストとギタリストが演奏するパートを、ギタリストひとりで演奏するというなかなか高度な演奏スタイルで、たくさんのギタリストの憧れの演奏です。

僕もバークリー留学時代にこのスタイルを知り、Joe PassやTuck&Pattiをたくさん聞き込んで必死に勉強しました。

当時は彼らの演奏を真似るのが精一杯で、どういった仕組みでできているのかなどコンセプトを見抜けないでいましたが、わかってくるとシンプルな部分もあって、そのコツさえわかれば誰でもすぐに演奏できると思います。

それでは初歩のWalking Bass Rhythmsのアレンジ法を説明したいと思います。


2013/07/05

Walking Bass Guitar Style の練習例を動画でレビューします!

Editor: Shige Okusawa (Acousphere)

ジャズをギターで弾く時はメロディとアドリブが主体になることが多いのですが、ジャズのグルーヴそのものを伴奏として演奏する「Walking Bass Rhythms」というスタイルも人気があります。
これは通常ジャズのベーシストが弾いている Walking Bass Line をギタリストがコードプレイの間に一緒に演奏するというスタイルで、まるでジャズのバンド全員がそこにいるかのような雰囲気の伴奏を弾く事ができるものです。

この伴奏スタイルを学ぶ上で大切になってくる知識が「インバージョン」です。
これは日本語では「転回形」といわれていまして、コードの和音の並び方をかえて兄弟のコードのように扱ってゆくという考え方です。
この転回形を覚えると Walking Bass をしながらもギターのフィンガーボードのあらゆる場所でコードトーンを弾き続けることができるようになるのです。

実際のジャズの楽曲の中でこの Walking Bass Rhythms を作り込んで練習するのもいい方法ですが、基本の練習とフレキシビリティを伸ばす為に転回形をつかった基礎練習をしておくのもおすすめします!



2013/07/04

音楽作品の作り方、レコーディングの進め方概要を説明します!

Acousphere奥沢です。
ただいま僕はレコーディング作品を作る作業をしています。
このサイトを見てくださる人の中にも自分の音楽作品をレコーディングしたい、そしてYouTubeやiTunesを通してたくさんの人に聞いてほしいと思っている方がいるのではないでしょうか。
でもレコーディング作業なんてどうやっていいのか、何が必要でどんな手順なのか見当もつかないかもしれません。
確かに非常に長い作業工程が必要になるんですが、今回はなるべくシンプルにどのような工程でできあがってゆくのかを時系列順に説明してゆきたいと思います。
みなさんのレコーディングや音源リリースのお力になれればと思います!

「下準備」
ものすごく当たり前の事ではありますが、まずレコーディングする曲の準備をしないといけません。
編曲も練習もしないでいきなりレコーディングはできませんよね。
僕の場合はこの段階で以下のようなチェックポイントを気にかけています。
・どんな楽曲を題材にするのか、作曲するのか考える。
・どのようなアレンジを加えたら自分らしい、新しい音源になるか考える。
・その曲を通してどういうメッセージを伝えたいのか考える。
・アレンジする上、演奏する上で自分にとって新しい理論やテクニックを入れる。
・とにかくたくさん練習してレコーディングに備える。

「プリプロを作る」
プリプロとはPre Productionの略で、本当のレコーディングに入る前に録音するアイデアをスケッチしたような音源の事をいいます。
演奏は粗くてもいいですし、音色もきれいでなくて構いません。
とにかく頭のなかにあるアイデアを現実に音楽作品として仮組してみて、リスナーとして客観的に判断します。
この作業の中でアレンジの無理など問題点が浮かび上がってきたり、またアレンジの面白い所、新しいアイデアなどに出会えたりします。
本番のレコーディングよりもクリエイティビティの根幹に関わる最も大事な工程がこのプリプロ制作だと僕は思います。
弟子の音源をプロデュースするときもこの段階から関わるようにしていますし、一番時間がかかり根気がいる作業なんですね。

「集音」
いよいよ本番です!
この作業からは実はあまり大変ではなくなってきます。
プリプロを作る段階でどんな演奏をするべきかはハッキリしていますし、練習も十分できていますよね。
集音作業でのポイントは「良い音を録る」という事に尽きます!
良い音のチェックポイントは以下になります。
・大きい音量で録れていてノイズが少ない音。
・楽器や歌声に無理な負担のかかっていない伸びやかな音。
・予期せぬ楽器や録音部屋のハーモニクス成分のない音。
・優れたイントネーション、アーティキュレーションで演奏されている音。
・楽曲やリズムを正確に捉えた上で自分の解釈を加えた音色とリズミックアプローチ。
・心のこもった演奏の音。

「トラックダウン」
集音した全ての音をひとつの音楽としてまとめあげてゆく作業がこのトラックダウン、通称TD(ティーディー)です。
通常楽器の音を録音して音量を揃えるだけでは作品は完成しません。
演奏内容が聞こえやすくしたり、リスナーに聞きやすくするためには音にお化粧を施さなくてはならないのです。
しかもしの作業をスタジオにこもって一人で自問自答しながら繰り返してゆくので、ある意味このTDが一番骨が折れる作業かもしれませんね。 TDで僕が行う作業を手順にそって箇条書きします。
・音源をEQでフラット化する。聴覚で確認するのが基本だが周波数アナライザーやRefference音源のEQカーブと見比べたり多角的に分析する。
・コンプレッションをかけて演奏を聴きやすくコントロールする。かけない音源もある。
・リバーブを音源毎に適量と思う量だけかけてゆく。この段階では全体像は考えない。
・リバーブ音自体に対するEQもしておく。Low FilterとHigh Filter。
・個別に音色補正が完成した音源をミックスしてゆく。音量調整とPan設定。
・ヘッドホンでモニターして音圧が左右の耳均等にかかるようにする。
・Two Mix状態のファイルに書き出す。このときに16bit44.1kHzにコンバートする。

「エディティング」
TDを終えるとようやく「演奏」から「作品」へと音源が変化します。
同時にそれまではうまく絡み合っていた演奏の聞こえ方も変わり、補正が必要になってきます。
そこで必要になるのがこのEditingです。
音源毎に再生のタイミングを調整したり、あっていないピッチを補正したりします。
この作業も音源をより素晴らしいものに仕上げて行くのに大きな役割を果たします。

「マスタリング」
解像度の高い個別の再生であったプロジェクトファイルを抜けて、LRにふられたTwo Mix音源に書き出したあと、その結果として出来た歪みをただす作業がマスタリングです。
基本的には若干のEQとアルバムに同時に収録される他の音源との音量調整を行います。
とても繊細な作業になりますが、この段階で補正できることには限界がありますので、大きな問題を感じた場合はTDのプロジェクトまで逆戻りします。
そういう理由もあって僕の場合はメジャーレーベルでの仕事においてもマスタリングスタジオに入る前に自分でマスタリングを終えて、その音源を提出していました。
僕の行うマスタリングの作業は以下!
・新しいLogicのプロジェクトファイルに出来た音源とRefference音源を吸い上げて比較する。
・自分が理想と思う音源と同程度の再生音量になるように音量を調整する。低い音域、高い音域、メイン楽器の音量などに留意しながら音量を揃えて行く。
・思った音量がとれない場合はLimiterやCompressorをつかう。
・EQカーブをReferenceを参考に揃えて行く。
・再度Two Mix、16bit、44.1kHzのサイズでエクスポートして終了!

いかがでしたでしょうか?
結構長い工程が必要だということがわかったと思うのですが、できるだけシンプルに説明したつもりです。
作業内容としてはこのままやれば良いだけなので、みなさんもこれらのチェックポイントに留意しながら作業を行えば音源が見違えるほどゴージャスになります。
確かにそれを遂行するには微細な音を聞き取れる高度なリスニング能力が必要になってきますし、その能力を開発するためのプログラムは別物かもしれません。
でも見よう見まねでもこの作業と向かい合い、「良い音とは何か?」という問いかけを自分に対して行う事が大事だと僕は考えます。
ハードルの高い作業ではありますが、ぜひこの記事を参考にみなさんもやってみてください!
だれでもiTunesから簡単に音楽を全世界配信できる時代ですから素晴らしい音楽を自身の手で発表していってくださいね!
もっと詳しい手順が知りたい人はAcousphere Guitar Schoolにもお越し下さい!
http://acousphereguitarschool.blogspot.jp/

2013/07/01

ギターを弾く際の指の基本配置を説明します!


フィンガーピッキングでギターを弾く場合、親指、人差し指、中指、薬指の4本を使って弦を弾くのが基本です。
もちろん上級者になってくれば決めごともなく自由に指を使えるようになりますが、最初のうちは触る場所を決めておく事で安定した演奏の基本ポジションを身体に覚え込ませる事ができます。
今回の記事では僕がおすすめする3つの基本ポジションについて説明します。